2004年のデビューから発表してきた選りすぐりの20曲のセルフカバーを、
ロンドンと東京のミュージシャンとライブレコーディング。
『Life is Like a Boat』『decay』『ツキアカリ』『Romantic』など、
タイムレスな楽曲たちが新たな英語詞で生まれ変わり、極上のベスト盤が完成!
◉収録曲
【Tokyo Sessions】
Hey! I’m Calling Up!
Bijinesu(ビジネス)
Somebody’s World/decay
Romantic
Moonshine(ツキアカリ)
I So Wanted
I Wanna go to a Place…
One Bite
Life is Like a Boat
【London Sessions】
Realize
Drummy
Better View
Voice
Sunshine of My Day
5 Minutes
Beautiful Words
Gilles
Kiss U Goodbye/London
London Sessions
2019年8月、ロンドンのUrchin (アーチン) Studiosで2日間に渡り録音。メンバーは、Laura MarlingやLianne La Havas などのライブメンバーであるMatt Ingram (dr)と Nick Pini (bass), Rob Updegraff (gt), そしてロンドンでSimply Red のツアーメンバーとしても活躍する日本人ギタリストKenji Jammer (gt)。エンジニアは、同じくLaura MarlingやThurston Moore などのライブテイクを手がけるDan Cox。3年間のイギリス生活から日本に帰国する際に同メンバーで記念ライブを行い、その演奏があまりにも素晴らしかったため、このレコーディング企画を発案。2日間リハーサルを行い、レコーディング当日はライブさながらにワンテイクでセッションを行った。BeatlesやThe Kinksにオマージュを捧げたパンクロックなテイストのアレンジになっている。
Tokyo Sessions
2019年12月、東京のDutch Mama Studioで2日間かけて録音。メンバーは、数々の女性シンガーソングライターのプロデュースを手がける鬼才Hikaru Ishizaki (gt)、Boom Boom Satellitesのサポートでも知られるYoko Fukuda (dr), 日本の音楽界のレジェンドTatsuya Kashima (bass), デビュー当時からRie fu楽曲のアレンジを手がけてきた映画音楽の巨匠Tadashi Ueda(gt, key)。レコーディングエンジニアはYoshimasa Wakui, ミックス、そしてUK版共にマスタリングはHiroaki Sato (molmol)。Rie fuと15年来の付き合いのバンドメンバーが揃い、安定感のある演奏とダイナミックで繊細なアレンジで、懐かしい曲が生まれ変わった。歌詞は海外発信を視野に入れて9割英語詞に書き直されている。
セルフライナー 【場所によって変わる音楽】
このアルバムは、同じ年に録音されたにも関わらず、歌声が全く違う事に自分でも驚きました。たとえばロンドンセッションでは、新たな環境でのレコーディングのせいか、緊張して声が上ずっていますが、その分勢いがあります。東京でのセッションは慣れ親しんだミュージシャンに囲まれて、より伸びやかで振り幅の広い歌声で歌うことができました。同じ音楽でも、周りの環境や文化の違い、演奏のセンスや価値観などでサウンドがガラッと変わります。音楽は非常に繊細な生き物であることを、今回のアルバム企画や、ロンドンの大学院で翻訳や文化の違いを学んだことを通して実感しました。それと同時に音楽という共通言語で、素晴らしいミュージシャン達と繋がれたことに感激です。